東京・千住の宵宮で地口行灯を見てきたぞい

平成18年9月9日は東京都足立区は千住の宵宮。
「せきねはじめのまんがの世界」をご覧になった都議会議員の高島なおき氏から、宵宮に地口行灯が掲げられることをお知らせいただきました。
早速デジカメ片手に出かけたのですが、まだお天道さまの下。北千住駅前のペデストリアン・デッキというハイカラな広場に20数基の地口行灯が「いらっしゃーい」。
「地口行灯は灯が灯ってからでなくちゃ」と時間つぶしに居酒屋へ。
祭気分も手伝って、鯨刺し、柳葉魚、つくねをつまみに生ビールにギネス、焼酎、日本酒の順にやったからいけません。
いざ撮影という段になったら焦点も足もとも定まりません。おまけにデジカメだから手もとがぶるぶる。
てなわけで、上手
に撮れていないいい訳を長々と失礼いたしやした。
取材してきた行灯の地口には、それぞれわたしなりの解釈をつけましたが、間違いもあり、わからないのもあります。
ご指摘いただければありがたいのですが。
メールアドレスは、
hajime_sekine@ybb.ne.jp です。よろしく。

   
■【地口】新聞かんぶん
■【地口絵】新聞を手にしているが、 目をそむけている。
■【元句】ちんぷんかんぷん

  ■【地口】花ころび矢おき
■【地口絵】花がころんで矢は立っ て(起きて)いる。
■【元句】七転び八起き
  ■【地口】おし鳥でおさむしう
■【地口絵】鳥が一羽、さみしげな風情
(ふぜい)。
■【元句】おひとりでお寂しゅう
   
■【地口】坊主の手からじゅずがもり
■【地口絵】坊主の手から数珠が洩 れている。
■【元句】上手の手から水が漏り
 (上手な者でも、時には失敗する こともある)
  ■【地口】箱根八里は熊でもこすが
■【地口絵】熊が箱根のお山を越え ている。
■【元句】 箱根八里は馬でも越すが
  (越すに越されぬ大井川、と続く)
  ■【地口】かぶらかぶらといはんすが
■【地口絵】かぶら(かぶ)がかむろ(遊郭で上級の花魁についている童女)の恰好をしている
■【元句】(芝居の台詞)「かむろかむろといわんすが・・・」
   
■【地口】角あればふあり
■【地口絵】手にしているのは将棋の駒で、左手に「歩」、右手に「角」
■【元句】 楽あれば苦あり

  ■【地口】釜から小僧がはって出た
■【地口絵】 釜から子供がはい出してきた
■【元句】(おおさむこさむ)山から小僧が飛んできた
  ■【地口】めから出た足袋
■【地口絵】 目から足袋が飛び出している
■【元句】 身から出た錆(さび)
   
■【地口】ながめ見渡す炭俵
■【地口絵】 炭俵をながめている
■【元句】 ながめ見渡す隅田川
  ■【地口】障子のいなり
■【地口絵】 お稲荷さんの狐が障子に手をかけている
■【元句】 王子の稲荷(「王子の狐」という落語からか?)ハンカチ王子の王子とはちがうのだ
  ■【地口】そこいいくのはかに者じゃ
■【地口絵】 蟹が職務質問を受けてどぎまぎしている様子
■【元句】 そこへ行くのは何者じゃ
   
■【地口】梅づらしゐ(い)おきゃく
■【地口絵】 客の顔が梅になっている
■【元句】 珍しいお客
この行灯は点灯されていなかったので他の行灯とは色調が異なっています
  ■【地口】つかいはだしで二分のこる
■【地口絵】 使いの中間が裸足で帰るところ。手には二分の金子。
■【元句】 つかい果たして二分残る
(女郎屋か賭場ですってんてん)
  ■【地口】ひょうたんばっかりいらっしゃる
■【地口絵】 瓢箪ばかりが陽気にはしゃいでいる
■【元句】 冗談ばっかり言わっしゃる
   
■【地口】むすびめをほどいて見れば長くなり
■【地口絵】なにやら結び目をほどいている
■【元句】 娘を口説いてみれば赤くなり
  ■【地口】鯛はいいものつかいもの
■【地口絵】 お遣いものの鯛を目の前にして悦に入っている
■【元句】 恋は異なものつらいもの
(?)
  ■【地口】大竹のみだ
■【地口絵】 大竹を飲み込もうとしている(このナンセンスがいいねぇ)
■【元句】大酒飲みだ
 

 

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